鬼残業中。


810小ネタ
2014年1月6日 22:34



 不思議な空だ…

 スコールはどこか幻想的な、だけど少し恐ろしく思う空を見上げ思った。

 寮へ続く道。スコールは再び黙々と歩き出す。

ティーダ:スコール…

 突然、服の端をキュッと掴まれた。

 見ると、ティーダが少し遠慮がちに俺の服を掴んでいる。

スコール:どうした?

ティーダ:なんか…怖い

スコール:怖い?

 するとティーダは、さっきまで俺が見ていた空を煽った。

ティーダ:なんか、異界に似てて…怖い。オレ、消えるんじゃないかって…

 ティーダの声は、不安と悲しみで、震えていた。

ティーダ:ちょっと欝陶しいかもしれないけど…スコール歩くの速いから、掴んでていい…?本当ゴメン。独りが不安なんだ…

スコール:………

 少し考えた。が、迷う必要なんて無いと思った。

 そのまま、ティーダの手を服から剥がし、俺の手と繋いだ。

ティーダ:スコール?

スコール:こうした方が歩き易い。それに…

 ティーダの清んだ瞳をじっと見る。

スコール:俺も、お前が居なくなるのが怖い

 海の色にも似たその瞳が、驚きに揺れる。そして、ゆっくり微笑む。

ティーダ:サンキュッス

 俺達は再び歩き出した。

 繋いだ手は、離れぬよう、きつく握って――





◇◇◇◆◆◆
この空を見て、一瞬で異界を連想しました。でも、綺麗な夕焼けだったのでスコティーに使ってしまえ!カシャッ!!みたいな(笑
この後8は2と7に見つかってどつかれてればいいよ←


END


Comment (0)



*← | →#
読する



opに戻る


-エムブロ-