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第47話(下)

「――で、なんで俺らが鼎も連れて都心に行かなきゃならねーのよ」
移動中の組織車両内。御堂は呟く。組織車両内には御堂・鼎・鷹稜(たかかど)・彩音・桐谷が乗車。桐谷が運転手をしている。

もう1つの車両には晴斗達が乗っている。


「元老院の長が動いたからです。彼はもう異空間にはいない」
「鷹稜〜、だからといって鼎を連れてくのはどうかと思うんだが?室長、よく許可出したよな」



――数時間前。鷹稜は本部・司令室に雪崩れ込んできた。


「鷹稜、お前一体どうしたの!?雪崩れ込んでくるなよ!!」
宇崎はかなり驚いた様子。

「元老院の長が動いたんです。鼎さんの奪われた能力を取り返すをチャンスが来たんですよ!!」
「…鼎の体調はどうなの?」
「小康状態です」


小康状態…か。攻撃は無理かもしれないが、あれなら行けるだろう。

宇崎はあるジェラルミンケースを出した。
「鷹稜。これを鼎に渡してくれ。攻撃は出来ないが、戦意喪失させることは出来る」

鷹稜はケースを開ける。その中には近未来的なデザインの籠手が。


「籠手!?」
宇崎は淡々と説明。
「その籠手、細長い光るパーツがあるが…こう…腕をクロスさせると発動して戦意喪失させることが出来んのね。広範囲に出来るから鼎に装着させてくれ。
鼎の奪われた能力を取り返すにはこうするしかない」



――都内某所。そこには多数のネオメギドが。鳶旺(えんおう)は計画実行のために都心をゲリラ的に攻撃。


「破壊しなさい」


都心ではパニックになっていた。突如出現した大量の怪人は容赦なく人々を襲撃、街を破壊する。
鳶旺が出現した地点では昼間なのに辺りは真っ暗になっていた。

「おい、あれ…」
御堂は異変に気づく。昼間なのに辺りは夜のように真っ暗。
鼎の両腕にはあの籠手が装着されている。

「鳶旺がいる……」
「鼎、まだ動こうとするな。鳶旺はどこにいる?」

御堂は車窓から注意深く見ていた。双眼鏡で見ていた彩音は気づいた。
「あそこ!スカイツリーの近くに変な空間が出来てる!」
「スカイツリー!?」

車内はざわついた。確かにスカイツリーの上空に不気味な空間が。よく見るとそこに人影が浮いている。
その人影には枝分かれした羽のようなものが。

「やっぱり鳶旺だよ!桐谷さん、車をあまり近づけないで停めて!近すぎるとヤバいよ」
彩音は慌てて指示を出す。

「了解しました」


晴斗達を乗せた車両も停車。隊員達はスカイツリーから離れたある地点で降りた。
御堂は銃を構えつつ、呟く。

「ここら一帯、怪人にやられているな…。鼎、お前は鷹稜と一緒に行動しろよ」
「…わかってる…」


隊員達は御堂主体でゲリラ的に襲撃された街を進む。目指すはスカイツリー周辺。


「鼎さんは無理しないで下さい。ここは私が行きますから」

「鷹稜、すまない…」
「謝る必要はないですよ。私はあなたの相棒なんですから、いくらでも尽くします」
「…お前…」
「鼎さんはその籠手で怪人の戦意を喪失させるんです。能力を取り返すにはそれをしなくてはならないですよ」
「わかってるよ…」


怪人達は隊員達を見つけるなり、攻撃を仕掛けるが、鼎は腕をクロスさせ籠手を発動。
籠手の細長い光るパーツが発光→広範囲にバリア状のものが展開、それを浴びた怪人達は戦意喪失。


鼎は驚いていた。

なんなんだこの籠手は…!かなりの広範囲ではないか…。ネオメギドが全て戦意喪失してる…。


鳶旺はゼルフェノア隊員を発見。

「邪魔はさせるか」


鳶旺は枝分かれした羽のようなものを展開→隊員達を襲う。
晴斗は恒暁(こうぎょう)と共に鳶旺に挑む。

「晴斗、高く跳べ!」
「えええっ!?」
「俺がアシストするからとにかく高く跳べってんだよ!!」

「わかった!」
晴斗は恒暁の無茶ぶりに持ち前の身体能力で乗り切ることに。晴斗は高く跳び、恒暁がアシスト→さらに高く跳躍→一気に高所へ。


「鳶旺ーっ!!」

鳶旺は2人に攻撃。2人は連携でなんとか切り抜けるも、ギリギリ。


鳶旺、つえぇ…!


「あの女を連れてきたのか、愚かなり」



その間。鼎は鳶旺の影響を受け、体調に異変が。


「鼎さん、大丈夫ですか!?」
鷹稜が駆け寄る。
「大丈夫じゃ…ない…」

鼎はかなり咳こんでいるようだ。まさか症状が出たのか…こんな時に限って…。


「彩音!鼎を頼んだ。鷹稜が対応してるけど、追いついてないみてぇだ!」


御堂は咄嗟に指示を出す。彩音は鼎の様子を見た。

鼎を今すぐ搬送しないと…。でも鼎からしたら貴重なチャンスを奪うことになる…。


「鷹稜さん」
「なんでしょう」
「半径3q圏内なら鼎から離れていても動けるんでしょ!?」
「動けますが…主の生命エネルギーは危うい状態です。近ければ関係なしに動けますが」


搬送しないで私が処置するしかない…!あの車内で。

「彩音、どうする気だ?」
「車内で対応する。このままで終われないじゃない!鼎の貴重なチャンスを逃したくないの!」

鷹稜はこう言った。
「無茶言ってすいません。主の近くなら、生命エネルギーが弱まっても動けます。私も恒暁と合流します!」


鷹稜は高く跳躍した。
上空では晴斗&恒暁vs鳶旺の戦いが。

「私も合流します!」
「鷹稜!」
「私にだってプライドがあるんですよ…!主の能力を取り返すには私の力が必要だ。必要不可欠なんです!!」


鷹稜の声が力強くなっていた。鷹稜はマジックを派生させた攻撃スタイルで鳶旺を翻弄させる。


「奇術使いか」


鳶旺は冷めている。鳶旺は恒暁と鷹稜が人間化した対怪人用ブレードだとまだわかってない様子。

恒暁はいきなり肉弾戦で鳶旺をぶん殴る。晴斗は恒暁の効果で舞空術が使えてる。


鳶旺は恒暁の攻撃に一瞬怯んだが、無効化があるためか攻撃が効いてない。


「どうした?私に攻撃出来ないか」
「お前が奪った能力はお前のもんじゃねぇだろ!!」

恒暁、キレる。



一方、組織車両内では彩音が鼎を介抱していた。

明らかに体調が悪化してる…。


彩音は鼎から籠手を脱がせ、楽な体勢にする。

「鼎、やっぱり救護隊呼んだ方がいいよね」
「…頼む…。近くに組織直属病院はあるのか……」
「近くに組織直属病院、あったよ。鼎、しんどいかもしれないけど…もう少し待ってて…」

「私だってここで諦めたくはない…」



晴斗達は鳶旺の無効化に悪戦苦闘。
このままでは…!


無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手9個ありがとうございます。昨夜は仰天SP最後まで観てから寝ました。

昨日風呂で今朝洗濯したんだが、洗濯場が寒くて凍えるかと思ったわ。
…てか今日冷え込んでね?寒いよ。



洗濯している間、居間で暖まっていたんだがモーニングショーのコメンテーターくそじゃね?
モーニングショーとグッドモーニングも嫌いな番組でした。親父は何が良くてそれを見てるのかがさっぱりわからん。グッドモーニングは飯時に見せられるからキツい…。ZIPかTIME,にしてくれよ。


個人的に安住と杉山アナが見たくて自室ではTIME,を見てますが、おかんの正月休み中はTIME,が全然見れないの…地味にストレスなんだが。安住見せろや!


あと見たくもない、朝ドラ見せられるのも勘弁してくれ。
「舞いあがれ」、全然舞い上がってねぇじゃん…。つまらない朝ドラすぎる。ちむどんの方が潔くクソドラマだったから逆に途中から面白かったが。後半ちょっとだけ見たが朝ドラ耐性ないのでリタイア。


ヒロインがパイロット目指す話なのに、なんか父親の町工場編になってて「全然飛んでねぇじゃん!」…ってツッコミそうになった。

朝ドラ全然見ないからあらすじわかってないのもあるが、舞のキャラ…なんか嫌だなぁ。あざとく見えてしまう。主人公カップルが嫌なのもありますが。なんなんだ、あいつら。
まいんちゃんが可愛いだけのドラマ…。



グッドモーニングは全体的にパッとしないし。データ放送クイズしか取り柄がないだろあれ。
モーニングショーはわけわからんコメンテーター出すなよと。箱根駅伝一切興味ないんだが(マラソン駅伝嫌い)、このコメンテーターにイラッと来た。



日曜に必殺仕事人やるけどさ、東山な時点でジャニーズに汚染されてるから終わってんだよな〜。
藤田まことの必殺仕事人、再放送で良くないか?



冬ドラマ、気になってんの大奥もありました。よしながふみ原作の男女逆転大奥だから、面白いんじゃないかな…。
男女逆転大奥、前もドラマ化してたような…。

今期の冬ドラマ、気になってんのは漫画アニメっぽいのが多い気がする。大奥は漫画原作ですが。
大病院占拠とGet Ready!、オリジナルドラマ…だよね?漫画小説原作とかじゃないよね?めちゃくちゃ漫画アニメ臭がするんだが…。


でもそういうドラマの方が見やすかったり。
特撮だけは平気なせいか、それ系のドラマは見れるのよ。アクション入ってたり、演出が特撮ぽいやつね。



昨日、タローマン一挙放送見ました。見れてない回見れたんで良かった。主題歌が哀愁漂ってんだよね。
タローマン、あれ70年代の特撮だったのか。全10話なあたり、打ち切りだったっぽいけど。

最終回の怪獣(奇獣)が太陽の塔でオチがシュールすぎて吹きそうになったwwwやっぱり太陽の塔はてっぺんの顔からビーム出すんですね。しかも強敵。
タローマン、自由すぎるヒーローすぎる…。駄々っ子の回はタローマンが駄々こねてるからなぁ。


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