宮崎市は、4月に施行した宮崎市の深夜花火規制条例で罰則の対象となる「深夜花火特別対策区域」を発表した。

観光地の青島、白浜地区の一部が対象。7月から巡回して周知し、10月から罰則を適用する。花火を禁止する条例は県内自治体で初めて。
区域は青島、白浜の両海水浴場を含む沿岸部。花火が禁止となるのは午後10時から翌日午前6時まで。7〜9月、地元住民や市が委託した警備会社の社員らが区域内で啓発する。

条例によると、市は違反者に対し、勧告や命令を行い、従わない場合は5万円以下の罰金を科することができる。

区域一帯では夏場、深夜まで花火をする人がおり、住民や観光客からは
「音がうるさい」
「ホテルにロケット花火が打ち込まれた」などの苦情が寄せられている。
市によると、苦情件数は11年度が174件、12年度が135件、13年度が147件に上る。

市は「安眠を妨げる花火を防ぎたい。観光客にも、ゆっくり宮崎で過ごしてもらいたい」としている。

同条例は、市議でつくる観光スポーツ振興議員連盟が3月定例会に提案し、可決された。
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