不二に会ったのは、2003年の夏ですね。
七月くらい友達がテニプリの不二について熱く語っていたのを軽く流していました。
その時はまだテニス部とテニス部員にトラウマがあったので、あぁ、そう、流行ってるんだ、面白いんだねぇくらいでした。
九月に人生初の兄友の買い物した時に袋に入っていたチラシにテニミュDVD発売の記事が載ってました。
それで友人に大スキな不二きゅん役の人、Kimeruだってー?知ってる?と聞いたら、アニメで歌ってる人、他のキャストさんは知らんと返ってきました、でも不二きゅんは知ってるんだ。
それで不二きゅん役のKimeruはどんな歌歌ってるのかなぁー?とミュージカルになるくらいの漫画ってどんなのよ?と20巻大人買いしたのが、弟が世話になったね状態ですね。
なんとなーしにKimeruから入ったので、あにぷりの中の人が女性で驚きました。
でもそこまたツボですよ、幽白だったら蔵馬と言い張る世代なので。
長髪女顔腹黒チート発動中の人は女性のキャラにハマる傾向が強いので、唯一の例外はGBの風鳥院花月くらいです、☆さん。
一時期ひたすらKimeruKimeru叫んでいました。
確かWJ本誌を読み始めたのが、ちょうど関東決勝開始か越前と切原の草試合の頃で、その間のコミック出るまでにもどかしいので、おかえりdo-jinの世界へでした。
えーと、二次不二は最初は乾不二でした。
友達は強く不二リョを勧めてきましたが、まだサイトの存在を知らなくてマガを漁っていた時に、お試し行動した乾不二マガが物凄くツボでそこでハマリましたね。
でもなんか先が見えない言葉遊びの関係は辛いなと思って、だったら不二は誰なら心を穏やかに過ごせるのだろうと考えたら、タカさんしかいませんよ、なんで今のBGMがプロローグ…。
タカさんが不二をかばったシーンはまだテニスでしたね。
それからタカ不二さまを探す旅です、王道中の王道だろうと思ったらまさかのレア?!薄い本を買っとけば良かったです。タカ不二はROM専です。
夢はもう、あれですね?自分でも何作か書かせていただきましたが、不二は難しいですね。
神の子幸村以上に人間味がないと言うか、個性的なんだけど実像が掴めないような、永遠のS1幸村もどうかですが。
外面が良くても破綻しきって収拾つかない性格の不二しか書けないのが辛い。
不二≧仁王>柳でまだ自分の中でイメージが定まっていないのが辛い。
仁王は周りを騙しても傷を付かせない、自分を偽らなくてもダメージを受けるのは自分一人の生き方がイケメン過ぎる、柳は乾の接し方見てたら、王者立海として腹をくくり切れてない中途半端な優しさに性格の歪みの片鱗が見える。
不二は風と一緒で全く掴めない。
影響を受ける、恩恵を与える、その始まりと終わりの区切りを見せないところが風。
ひとつのジャンルに九年近くは他にもありますが、でも飽きやすい同じんでこんなに長くは初めてです。
どうしても押さえきれない衝動の乾海を始めたのは2006年11月11日、小ネタでタカ不二を差し込んでました。
その時には一年以内に完結・閉鎖と計画してました。
色々あって2008年に不二誕を迎えた時は、四年後は祝えないだろうなぁと思っていた私に羆落とし下さい。
人間軽い気持ちや緩いビジョンではそう簡単に変わらないです。
まさかの夢と通常小話まで始めちゃったり、ついったに加速させられました。
不二をメインに書く事は稀ですが、不二がいなかったから、友人が強く勧める事はなかっただろうし、Kimeruが不二じゃなかったチケ争奪戦に泣き、DVDやCDを買い漁った事も一人にビクビクしながらライブ遠征に行く事もなかっただろうと思います。
そういう意味もあって不二の存在は私の人生を変えました。
四年に一度しか誕生日のない味覚破壊の微笑みの貴公子の何回目だかのおたおめを祝いと思います。
でも藤重を歌ったのは忘れない。