桜庭一樹の『赤朽葉家の伝説』
読みました。
いやもう間違いないよ。
この人の本面白いよ。
万葉が最初まるっきり山出しの娘だったけど、
だんだん大奥様になっていった。
いつの間にか頼れる大女になっていました。
3人の女の中では毛鞠が好きです。
夢にまで出てきました。
凄く魅力的な人物だと思います。
第2部まではそんな感じで面白かったのに第3部はしょぼい主人公の所為で一気に失速した感じが。
でも時代を感じた。
全くその通りのしょぼさで生きている自分たちが情けなくもなりました。
世界はこれからビューティフルになる?
なるという前提で既にビューティフル?
それなりに今が楽しくて生きている私には過去の言葉のようにも感じました。
でも第3部には謎解き要素もあるから良かったかなあ。
真相は見え見えな気もするけど。
万葉が地球の丸さを知った時の
「せかいはほんとうにそんなむなしい形でできとるの?」
って台詞がなんか良いなあって思いました。
上に行くつもりで走っても、もとの場所に戻ってしまうだけではないの?って。
その為に泣く万葉も美しいと思いました。
たとえバイトが休みで、
暴風雨でも、
H×Hのコミックが出たら買いに行く。
たとえ引きこもり気質150%でも。
どうも私です。
本屋で沢山並ぶH×Hコミックスと積まれた最新刊を見る喜びは私をアウトドアへと誘う。
H×H30巻!
読みました!
愛の章でした!
H×Hでショックを受けることは多々あったけど、
ウヴォー・パクの最期とかカイト敗戦とか。
感動のあまり泣いたのはこの巻が初めてかもしれない。
メルエムとコムギのとこがもう。
描き方と表現力凄過ぎ。
ハンター試験編のキャラ総出でした。
モブまで無駄にしない冨樫王子の物語はやはり私にとって魅力的です。
ジンもサラッと出てきたけど、
この人はやはりゴンが好きだな。
親子愛。
まさに愛の章。
クロロも名前だけだけど出てきたし。
まさに愛の章。
しかしヒソカが生きているということは……。
旅団(もしくはクロロ個人)とヒソカの間に何らかの条約が結ばれてクロロが生きていますように。
割と最近
読書しています。
どうも私です。
前から気になっていて、
2年くらい前にやっと買って、
2日前にやっとやっと読み始めて、
今読み終わった『幼女と煙草』。
一見相反する「幼女」と「煙草」というこの言葉に惹かれて気になっていた本です。
フランスのブラック・コメディ。
あらすじは、
死刑直前に煙草を1本吸いたい囚人と、刑務所が禁煙だからとそれを拒否する所長。
禁煙の市庁舎で煙草を吸っていた所を幼女に見られた市職員。
この死刑囚と市職員の人生が交差する話。
ざっくり言うと、こんな話です。
死刑囚は死刑の前に「習慣に適った最後の望み」を果たすことを許されているので、
囚人は煙草を吸いたがったのですが、
刑務所自体が禁煙だったと。
これが社会を巻き込んでいくという。
なんだかB級映画にありそうな雰囲気でした。
フランス文学にはあまり馴染みがないけど、
フランス文学の作風ってこんななんかな、と思いました。
第4章の最初の3ページ辺りには共感を覚えました。
子供の頃の大人、大人になってからの子供。
自分の正しい位置がわからない様。
こういう心理描写が好きです。
しかし早川書房って脱字多いのは最早デフォなの??