突然のマンキン語り。
今日久しぶりにラストワーヅ(マンキン完全版に入ってるチラシ。たぶん初版限定)のキャラポエム読み返してたらすごく萌えて語りたくなったので…

これ登場キャラを改めて振り返ってみると、まん太・竜・ピリカ・葉・リゼ・メイデン・蓮・ホロ・サティ・花組・マルコ(ラキスト視点)・チョコ・ハオってすごい方向に偏ってるなぁと思う
当時は誰が来てもそれなりに楽しんでたので気にならなかったけど、今思うとアンナさん居ないのが不思議
武井さんならむしろすすんでアンナさんモチーフのイラスト&ポエム作りそうなのにね

以下思いつきで個別に語ってみる。
文章量にムラがあるのはご愛嬌ということで


●まん太
これ最初だったから完全版購入後「!?」と思ったような思わなかったような
絵との相乗効果ですごく哀愁みたいなものを感じる
駅というか電車がモチーフになってるのが終盤列車に乗って葉たち助けたこと考えるとこみあげるものがある

●竜
英単語と日本語が交互に来る絶妙に古臭い感じが竜さんっぽくていいなぁと思う
絵の背景(つか写真)がパーキングエリアっぽいので思わず男二人出雲旅のベストプレイス論を思い出す
そしてリーゼントの先っぽ光ってるのに今更気づいて笑った

●ピリカ
これホロに宛てたラブソングじみててすごいな…
雪とか氷に関する単語いっぱい出てて南国育ちの私には非現実的に感じてしまうんだけど、そこも含めて好きだなぁ
「ちっとも大きくならない 同じ背丈」のフレーズを見てホロホロとピリカって身長同じなの!?と驚いたのをよく覚えている
これ書いた時にはダム子の話決まってたのかな

●葉
これ多分マンキンゼロの元ネタ、というかこの詩をふくらませてあの話作ったんだろうなぁ
この詩の後半ふまえてゼロ読んだらまた解釈が広がりそうだな
ゼロの感想記事ではラストワーヅ振り返るという発想がなかったので一切触れてないけど…
完全版集めてる真っ最中はマンキンゼロやフラワーズ連載が来るなんて思いつきもしなかった

●リゼルグ
この辺からじわじわ中二くさくなっているような、だがそこがいい
なんでか知らないけどリゼの詩に関しては見てるとキャラソンの歌詞思い出す…
錠と鍵以外全てとかいってるのが抜け目無いようでいて脆いリゼっぽいなと思う

●メイデン
童謡っぽくて切なかわいい
「くるり るるり」とか言葉にリズムがあって好き
なぜかこれに音楽つけるなら猫黒OPみたいな雰囲気の曲かなぁと思ってる(中の人つながり)

●蓮
いかにも蓮ってくらい漢文調(?)でかっこいいなぁ
「行く」「往く」「征く」とか同音異義語で韻踏んでる感じなのがまた良い
キャラ絵が一番好きなのはこの人だったりする

●ホロホロ
「疾 リ ツ ヅ ケ ロ」「駆 ケ ヌ ケ テ ユ ケ」の繰り返しの間に普通の詩を挟んでくるのがすごく中二くさくて好き…
そして()内だけ読むと結構熱くて攻撃的な単語多いのよね
こういうところからこの人少年漫画の王道主人公に近いものあるなぁと感じる
()の後半二行からダム子を連想するのでこれ書いてた時期には話固まってたんだろうなぁ
当時はそんなの知ったことじゃないから分からなかったけど

●サティ
サティさん絡みのエピソードは大体仏ゾーン連想するようにできてるけどこれもキッチリそうなっている
というかまんま「もれなくみんなをすくえる」なので嬉しかった
サティさん日本→インドの人だろうになんで英語交じり?と思ってよく考えたらインドの公用語に英語含まれてた
あと完全版集めてた頃DoAsにハマってたのでこれ読むと『Yesterday&Today』が脳内再生される

●マリ
これ一番中二臭いと思う、主に単語選びが
「髑髏」って単語を中心にシンプルかつ衝撃的に生い立ちを語っててすごい
ハオの存在出して終わるあたりから信仰心垣間見えて逆に切ない

●マッチ
「Sweep with Broom!」「Sweep with Jack!」の言葉の勢い好き
私は英語のスピーキング弱いんだけど多分音読したら「Trick or Treat!」と似たようなリズムになりそうだな
内容もなんか全体的に勢いと怖さを感じる

●カナ
花組のは全体的にダークだなあ
これは大人の女な空気が出てていいね
それとカナがドイツ人なのに合わせてドイツ語交じりですね、大学時代の第二外国語が独語だったので当時意味調べたはずなのに忘れた
今ググったら「Träume sind Schäume」は直訳すると『夢は泡』で比喩表現に使われるとかそんな感じ?

●マルコ
ラキスト視点のチビマルコ。武井さんの描くショタかわいい
今読み返して「きっと約束しよう 天使君 私の最期は 君の前だと」に言葉にならない萌えを感じた
そして気づいたけどマルコとラキストって親子かつ師弟っぽくて一緒に組織(X-LAWS)立ち上げた仲間だったのに裏切って敵対関係になって結果的に心中やらかすってすごく美味しい関係じゃないか…?
圧倒的変態感にのまれて分かりにくいけども

●チョコラブ
写真の青空と前向きに歩んでいきそうな詩の内容にものすごいラスト感がある
…けどマンタリテの存在により最後じゃないという
最後畳み掛けて「ああ!ああ!ああ!」で終わるところに投げやりさと大地讃頌を感じる

●ハオ
この人キャラソンといいこの詩といい平安路線攻めるなぁ…
でも平安っぽい言葉は意味分からないけどいかにも日本語って響きがして好き
しれっと「みかづきのはらえ」って言ってるのがマタムネのあの技思い出して切ない
そして最後の最後で「股旅日和まで」ってタイトル出してくるのもいいよね、王道だろうけど


まあこんなもんで。
途中で中二中二言い過ぎですね
中二臭いの好きだから褒めてるつもりなんですけどね