小指に繋がる赤い糸はきっと
私たちは繋がっていない。
だって、私見てちゃってるんだもん、
私の大好きな人と繋がってる糸の先は
私の大嫌い男の人。
あんな男がミホを幸せにできない。
だって、何本の糸で絡まっている。
きっと、これは浮気するとかだよ。
なんで、こんなの見えちゃうの?
私たちにはどうせ永遠が無いからだからでしょ?
「りんかどうしたの?」
「ミホはあいつが好きなの?」
私は大嫌いな男を指さして聞いた。
そしたら、少し眉をひそめて
「向こうが勝手に私を好いてるだけじゃない?りんかの方が好きよ?」
「馬鹿じゃないの。」
私はミホのことほんきで好きなのに。