鬼残業中。


510 小ネタ
2014年2月9日 08:12



『秋空バドミントン』


ティーダ
「行くッスよー!そーれ!」

ジタン
「わっと!セシルーそっちそっちー」

セシル
「ど、どこ?!」

 爽やかな秋晴れの日、城の庭先で元気な声が聞こえる。

 どこから見つけて来たのか、バッツがバドミントンの道具を持って来た。

バッツ
「よっしゃー!」

セシル
「あ、あれ?」

ジタン
「セシル、横に落ちてる」

セシル
「あ…、すまないジタン。太陽に見とれてしまって…。また負けてしまったね」

ジタン
「いいっていいって。しっかしティーダはつえぇなぁ!スポーツは弱点無しか?!」

ティーダ
「へっへーん」

セシル
「僕は運動も闘いも苦手だからなぁ…」

 そう苦笑するセシルに、ティーダが申し訳なさそうに小さく謝る。そんなティーダにセシルは大丈夫だよと笑ってみせた。

スコール
「セシル、ちょっとやらせてくれないか?」

セシル
「いいよ。でも、あの二人強いよ?」

スコール
「問題ない」

 そうニヤリと笑うスコール。恐ろしい。

ティーダ
「じゃあ、行くッスよー!そーれ!」

ジタン
「よっと!」

バッツ
「それ!」

スコール
「……ニヤッ」

バッツ
「ぅえっ?!」

 スコールがバッツの方へ羽を高々と打ち上げる。

 必死に羽を追うが、眩しすぎて…

ティーダ
「うわぁッ?!バッツ!!」

バッツ
「のわぁあぁぁ!!」

バタバタン!

ジタン
「あっちゃ〜…」

スコール
「………」

ティーダ
「バッツー!重いって!」

バッツ
「あ、ワリ」

 必死に羽を追いすぎて、ティーダを押し倒してしまった。

バッツ
「……」

ティーダ
「なんすか?ジッと見ちゃって」

バッツ
「あっ!いや、その…太陽に…見とれちゃって…」

スコール
「上手くねぇんだよ!」

バッツ
「げふッ!!」

 爽やかな秋空の下、スコールの怒号とバッツの叫びが響き渡る。

 今日もお城は平和だ。



◇◇◇◆◆◆
なんとなく510。
バッツでティーダを押し倒してみたかった←


END


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