早まっているらしい。
言われてみれば、確かに…。
『ワールド・オブ・ライズ』もついこの間やってたのに、もうDVDになってる。
DVDの発売が早まると映画館に行く人が減るのでは…?と心配されているけど、実際にはそんなに減ってないらしい
多分DVDで見る人は、発売が早かろうが遅かろうがDVDで見たがるんじゃないかな。映画にそんなに期待してる人じゃないんだよ。
「どうせこの程度でしょ」という気持ちで、やる映画やる映画観る前から過小評価してる人って、結構多いよね。一時期ハリウッド作品の質が著しく落ちた時期があったんだけど(細かく言うと90年代後半〜911まで)、その影響が今も残ってるように思う。
それに最近思うのは、洋画も吹き替えで楽しみたい人が増えていること。もちろん私も含めてね。
ただ、私の場合映画館で観るなら字幕がいいし、吹き替えで観るなら客寄せの芸能人じゃなく、きちんとした声優さんにやってもらいたいと思ってるから、微妙だけど…。
そうなると、自然と洋画から足は遠のいて、母国語で楽しめる邦画に観客は行くよね。
洋画低迷の要因はここにもあるように思う。
邦画も邦画でいいんですけど、しつこいお涙ちょうだいがなければね。すきっと見れるんだけどな。
ドライさが足りないのよ、ドライさが!日本は梅雨があるからか!?夏のじめじめがすごいからか!?
そんないろんな角度から心情吐露する登場人物撮らなくてもいいと思うし、おまけに音楽でも「それ泣けほれ泣け!」って…逆に冷める。テンポも悪くなるし。
そんなならいっそ心情吐露スパーッと削除して、役者の演技で観客に察っさせた方がいい。それぐらいの技量を観客も持ってるべきだ。
映画『イーグル・アイ』を観て思ったけど、胸を打つ心情吐露ってもっとスマートなものなんじゃないかな。
私は別に『イーグル・アイ』では泣かなかったけど、胸は打たれたよ。思うところもあった。
あと邦画ってある時期から、過剰に登場人物を泣かすようになったのね。『相棒』の映画版もそうだった。
あれはいらないと思う。確かに感動できるシーンだったし、私も泣いたけど、登場人物がそれを煽る必要はない。逆に、登場人物が異常に泣いてると、こっちは冷めちゃうよ。
私は泣けることをそれほど重要視してないけど、思い返してみると、観てて涙を流した印象深い作品で登場人物がピギャー状態だったのってないのよね。
だから、過剰な泣きがなくても、いいストーリーは人の心を震わせると思うの。大事なのはストーリー。それに、登場人物がノンフィクションの中で確かに存在していると感じられるリアリティ。これよね。
やっぱり、ものすごく引き込まれた映画の中で、彼らが泣いたり笑ったり怒ったりしていれば、それはつよく心に響く。その“泣き”が、僅かなものでも。また普通なら泣きそうなシーンなのに、それを堪えていても。
感動できる映画ってそういうものなのよ。泣いてなくたっていいし、こっちが泣けなくてもいい。
感動って涙じゃない。絶対そう思う。
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