パキスタンのスワートでずっと紛争が起こっています。
パキスタンの景勝地であるスワート郡一帯はリゾート地になっていて、多くのホテルが建ち、観光産業に力を入れていました。それがイスラム過激派の人たちにとっては“非イスラム的”だったので、攻撃の対象になったそうです。
何万人もの避難民が家を追われ、この暑い季節を耐えています。
ネットからでも彼らに協力できることがあるので、時間や経済に余裕のある人がいたら、検討してみてほしいです。
一口に“イスラム”と言っても、経典に対する解釈は宗派やムスリムによってかなり違いがあるそうです。そうなると、摩擦は容易く避けられないんでしょうね。
宗教は信仰には値しないと思うけど、宗教が持つ救いは事実ある。それは否定できない。
だから誰が何をどんな風に信仰しても、それは許容されるべきだ。
それでも時に信仰が暴走することがある。それを止めることができるのは、国際的な“暴力の拒絶”なのだと思う。
この件について調べている間、国境なき医師団の2名がスワートで殺害されたことを知りました。彼らは休日にも関わらず近郊で起こった戦闘の負傷者のため、現地に向かう途中で銃撃されました。
いくら必要とされていても、紛争地帯に自ら赴いて医療行為を提供するなんて、すごいことですよね。
日本にいるとときどき、(特に年配の方で)彼らを貶すような発言をする人がいるので、悲しい時があります。
信念と覚悟を持ってここまでの行動を起こせることは、例え命を失ったとしても、価値のあることだと私は思います。
話題:世界情勢
2009-7-9 20:55
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