「イエス・キリストはゴルゴダの丘で処刑されず日本に渡り、この地で106歳の天寿を全うした」という伝承がある青森県新郷村戸来で1日、恒例の「キリスト祭」が行われた。

今年で51回目。神主の祝詞奏上や獅子舞の奉納がおごそかに行われた後、ヘブライ語に由来するという説のある「ナニャドヤラ」の歌に合わせて、着物姿の女性13人がキリストの墓とされる十字架の周りを輪になって踊り、キリストの霊を慰めた。珍しい祭りを見ようと全国から集まった人たちが、熱心にカメラを向けていた。

トルコ出身で大阪在住の男性(33)は「日本各地の奇祭を見たが、これはトップクラス。日本と海外の文化を融合させ、隠れ里というのも日本らしくて面白い」と興味津々だった。
www.yomiuri.co.jp