下呂市は2日、下呂温泉に宿泊した外国人観光客が昨年度、過去最多の約2万9400人だったと発表した。
前年度の約1万4千人の2倍以上で、全宿泊客に占める割合も2・9%と過去最大。
この傾向は、今年度も続いているという。

地域別で特に目立つのは、台湾や中国だ。台湾からは約1万900人で前年度比100%増。
中国からは約5600人で85%増。韓国からは約2600人で45%増となった。
また、欧米からは約1900人で、数は少ないが前年度の3倍以上に増えた。

野村誠市長は主な要因として、中部運輸局が中心となって中部・北陸9県を昇り竜に見立ててアジアから観光客を呼び込む「昇龍道(しょうりゅうどう)プロジェクト」を挙げ、「効果が出てきた」と分析。
これとは別に、飛騨地方の3市1村の首長らが昨年11月に韓国を訪れ、飛騨地方を組み込んだ旅行プランを売り込んだことも挙げた。市は外国人の宿泊客数を全体の5%に増やすことを目標にしている。
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