千葉・熊谷知事「コロナの過剰な対策は抑制すべき」

10/14(金) 21:16配信
産経新聞

千葉県の熊谷俊人知事は14日、県庁で記者団の取材に応じ、今冬に新型コロナウイルスの流行「第8波」とインフルエンザの同時流行が起きた場合に備え、医療提供体制の整備に引き続き取り組む姿勢を強調した。一方で過剰なマスク着用の抑制にも言及した。

県によると、県内で確認された新規感染者数は13日までの直近7日間平均で1130人。前週比0・83倍で減少傾向が続いている。同日時点の病床使用率は22・8%。熊谷知事は「現時点では落ち着き、緩やかな減少傾向が続いている」との見解を示した。

一方、マスクの着用については、行政が示したケースと比べても「着用している空間や状況が多い」と指摘。県の行事やイベントについて、マスク着用の実態を改めて点検する必要性があるとした上で、「社会を少しずつ、過剰な対策にならないようにしていかないといけない」と強調した。