震災の生々しい記憶

定期購読している週刊文春が、沢山の頁で当時の事を書いていました。
ゆうこもよく憶えています。
文春は当時も見ていたからね。

東北を襲ったのは地震だけではなく、大津波です。
その被害を大きくしたのが津波なのは、誰でも知っている事実ですよね。

水が、海が押し寄せてくる。
すごいスピードで。
水だけではなくて、大きな船や大きな家、車や電柱、ゴミや汚水や油や生き物の死体や火までも。
それが高さ10m以上。
逃げるしかない。
でも間に合わない。

津波の恐ろしさは、映像や写真や証言などで、繰り返し見てきました。感じてきました。

怖いです。目の当たりにした方々はどんなに怖かったでしょう。

海無し県に生まれ育ち、海に憧れしか思い入れのなかった自分。
海って怖い。

今日は、10年前の事を思い出し、ちゃんとしなきゃちゃんと生きなきゃと、決意を新たにしました。

この地震列島で、この年まで無事に生きてこれたのは奇跡と言って良いのでは。
真面目に真摯に生きましょう。

お疲れ様でした。また明日。

今日は3.11

巨大地震が起きたあの日から、早くも10年が過ぎました。

原発事故が起きてから数日後、ゆうこはパート先近くのパスタ屋さんで1人ランチをしていました。
近くのテーブルに女子大生のグループがいて、そのうちの1人がハタチの誕生日だったらしく、お祝いしていました。

「30になったら『あれから10年』とか言われるんだろうなぁ」
彼女の台詞がこちらの耳に届き、何故か今まで忘れずに来ました。

その10年が経ちました。当時ゆうこは42歳だったので、10年という年月が実にあっという間に過ぎ去るのを知っていた。つもりでした。

つもりでしたが、本当に早かった。
あの時中学校を卒業したばかりだった息子。
25歳のサラリーマン。
あの時高校2年だった娘。
27歳のOL。
そんな2人の母親であるゆうこは、当時駅ナカのコンビニで働いていました。

まったく実に色んなことがありました。
10年もあれば人はどんどん変われるのね。
息子も娘も大人になり、親の助けは要らなくなりました。

実は、また大きな地震がこの日に起きそうで怖くて仕方がない。
3.11という、この数字が怖いのです。
毎年なんとなく怖いのですが、今年は一回りというか一周回ってというか、気持ちがまた同じところに戻ってきた気がするのです。

と言いつつ、何の備えもしてはいないのですが。

気を引き締めて、慎重に一日を過ごしたいと思います。
今日も一日頑張ってきます。
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